ハーレーの単気筒エンジンについて
ハーレーのバイクに単気筒エンジンの型もあり、小型のバイクでおよそ100年前くらいに登場した型になります。
長距離用のツーリングに人気の現在の型は大体4気筒や2気筒ほどのものがあり排気量も単気筒エンジンに比べるとそれだけ多くなります。
気筒の少ないものは排気量が少なく車体も小さなものが多いです。現在は大きな車体のバイクが多く流通しているハーレーも、その昔の初期の市販モデルは単気筒エンジンの搭載がされた、小型のバイクからの登場でした。
創業からおよそ100年以上の歴史を持つハーレーもエンジンの変遷が行われ、単気筒から2気筒、4気筒のエンジンが登場しシリンダー数やシリンダー配置の種類が増えてきた中でV型2気筒のスタイルを確立させました。
変遷されたエンジンひとつひとつは耐久性に優れたもので、改良が行なわれながら愛用者には20年近く使われる持続性のあるエンジンを搭載したバイクを生産しています。
昔に生産されたモデルも中古として市場に出回っていることがあり、30年~50年前に登場したモデルでも良い走りを堪能できる型を愛用しているユーザーがあり、重宝されています。
また気筒の少ないエンジンのバイクはエンジン音も軽快なのが特徴です。
4人の若者が設立
100年以上の歴史を積み重ねてきたハーレーは、世界的なオートバイメーカーとして知られています。ハーレーとは、エンジン設計を担当した機械工学者の名前であり、設立時の年齢は何と23歳という若さでした。友人であるダビッドソン兄弟と共に、小さな小屋の中で完成したのが、伝説となっている1号機です。つまり、ハーレーダビッドソンとは、創業者の名前を重ねたものです。
現在では、アメリカの魂とも呼ばれているハーレーは、オートバイの象徴としての地位を確立していますが、本来は自転車用のエンジンを作成するという事が目的でした。設立されたのは、ライト兄弟がフライトに成功した1903年であり、エンジン式の乗り物の黎明期となっています。
この1903年というのは、日露戦争の前年でもあり、世界的に戦争が絶えない時代です。そんな中で、自分たちの目的を達成する事にのみ情熱を注いでいたのが、4人の若者たちであり、その結晶は世紀を跨いでも尚、色褪せることなく現在まで継続しています。
現在では、31種類のモデルが発表されており、世界中にマニアが存在しています。経営危機がささやかれた時期もありましたが、途絶えることなく歴史を積み重ねて今日に至っています。
ハーレーのV型ツインエンジン
ハーレーのV型ツインエンジンの最大の特徴は、2つのピストンがVの方向に動くスタイルだという点です。
オートバイには、シングル、ツイン、マルチと呼ばれるエンジンの種類分けがあります。シングルは一つのエンジンに対して一つのシリンダーです。
ツインは一つのエンジンに対して二つのシリンダーが使用されています。
マルチというのは、一つのエンジンに対して三つ以上のシリンダーを使用しているスタイルのものを言います。ハーレーの代名詞とも言えるV型ツインエンジンは、独特の動きであるだけでなく、走行時の鼓動が生み出すダイナミックさと、運転の安定感にも大きく影響しています。正確に言うと、ベルトドライブによる動力伝達が基軸になっていて、クランク運動が生み出したパワーをベルトで後輪に伝えているのです。
ハーレー・ダビッドソンは造形美の魅力も大きいですが、長距離でも安定した走行を実現させられる点でも、ツーリングに最適な要素を備えているオートバイです。
マニア的な愛好家が多い一方で、一般的にも安心して乗れるオートバイとしての認知が進んでおり、安心感と安定走行を支えているのがハーレー・ダビッドソンならではの、V型ツインエンジンです。
ハーレーの「NEWモデル・ストリート」
80万円台の価格設定で若年層のファンを広げる狙いがあるとみられる。乗り心地はとにかく軽快で、ストリートという名前がふさわしく完成されたバイクである。 今後のハーレーの方向性が見られるバイクです。
ストリートにまたがって、街を走ったら気持ちが良いでしょう。長距離だけではなく、近距離の走行にも適したモデルとなっております。 ハーレーに新しい歴史が刻まれました。
造形美と渋さ ヴィンテージスタイルのハーレー
長い年月が過ぎても、その洗練されたデザイン性と性能の良さで今もなお人気の、ヴィンテージスタイルのハーレー。中でも1930~60年代に生産されたモデルは、アメリカの古きよき時代の象徴として人気が衰えることはありません。特にここ最近、有名人の間でヴィンテージスタイルのハーレー人気に火がつき、さらに注目されているようです。
ヴィンテージスタイルのハーレーの魅力は、なんといっても歴史を感じる造形美とエンジン。クラシカルなデザインの渋さや、独特なオイルの香り、芸術性の高いエンジン、アナログ感のあるエンジンから出る乾いたエンジン音。ヴィンテージスタイルのハーレーから感じることのできる歴史と渋さに魅了される方が多いようです。
そして、最新のものと違って、メンテナンスに手間がかかるにも関わらず、その手間こそがオリジナリティを高め愛着がわき、大切に乗り続けられる人気の高い理由です。
ヴィンテージスタイルのハーレーは数十年前に比べ10倍近く値段が高騰しています。お金があっても出会いがないと手に入らないといわれるヴィンテージスタイルのハーレーには資産価値もあります。いい出会いがあれば、生涯の相棒として迎え入れてみてはいかがでしょうか。