デュオグライドに見られる特徴
ハーレーを語る上で欠かすことの出来ないものがエンジンです。優れたエンジンの代名詞とも呼ばれたナックルヘッドを、さらに改善したのがパンヘッドです。パンヘッドを搭載しているハーレー・ダビッドソンを探すと、ハイドラグライドとデュオグライドに出会えます。
1958年に開発されてから、1965年にセルモーターが搭載されるまでの間、デュオグライドはリアサスペンションが採用されたエンジンとして活躍します。シリンダーヘッドのフィンを大きくしたことで、冷却効果も抜群です。
ヴィンテージのハーレーの魅力を語る上で、リアサスペンションが採用されたデュオグライドは欠かすことができない存在です。
デュオという名称が示しているように、ふたつのサスペンションを意味しています。ふたつのサスペンションとは、前後のサスペンションのことです。
走り心地のダイナミックさと、乗り心地の快適さが見事に調和したオートバイに仕上がっており、ハーレーならではの造形美と同様に人気の秘密になっています。
パンヘッド以降のエンジンは、ヴィンテージものの中ではメンテナンスを行いやすい部類に入るため、愛用するのにも適しています。
セルモーターでは味わえない、キック始動エンジンならではの感触は、筆舌に尽くしがたいものです。