パンヘッドが搭載されている
パンヘッドとはオートバイのエンジンの種類のひとつであり、独特の造形美も人気の秘密となっています。
名前の由来は、ロッカーアームのカバーの形状です。
ロッカーアームのカバーの形状が鍋に似ているのですが、キャンプで使用される飯ごうにも似ていると言われています。このパンヘッドは1948年に、当時とても優れていると評価されていたエンジンであるナックルヘッドの後継機として開発されました。性能の向上のために開発されたというよりも、ハーレー社がマイナーチェンジの一環として、さまざまなトラブル解決として開発したという性格が強いエンジンです。
ハーレーが世界的に一躍有名になったきっかけともいえるのが、映画イージー・ライダーです。
イージー・ライダーの中で、主役の二人がハーレーに乗って、アメリカを旅している姿は、60年代のアメリカを象徴する作品の一つになっています。
イージー・ライダーの中で主役の二人が乗っているハーレー・ダビッドソンは1965年型であり、搭載されているエンジンが排気量1200ccのパンヘッドです。
1948年からエンジンは進化を遂げていて、1965年にはエレクトラグライドと呼ばれているセルモーターが搭載されています。